トリノライン Switch™
/ kino&konomi
エンターグラム
2023/09/28 発売
Nintendo Switch™「トリノライン」
キャラクターデザイン:きのこのみ
柚子奈 ひよ
トリノライン公式サイト:https://www.entergram.co.jp/trinoline/index.html
それでも、わたしは。
妹が死んだ。真夏の暑い日、溺死だった。
それは、忘れることの出来ない記憶となって、心に引っ掛かり続けていたけれど。
彼女が生きられなかったぶんも、自分が生きると決めた。
全てを懐かしい思い出として抱き、過去を受け入れ、前に進もうと。
その思いは、確かなものだった。
苦しい幼少期から時が過ぎ、毎日変わらず学校に通う日々。
また暑い夏がやってきて、少し”彼女”を思い出した頃。
遠くから聞こえてきたのは、妹が好きだった曲の、ピアノの音。
辿るように歩みを進めた先に、妹がいた。
「これから、よろしくお願いします」
「お兄ちゃん」
妹は死んだ。
その確かな記憶と共に目の前に現れたのは、妹にそっくりなアンドロイド、”トリノ”だった。
人工知能を持つ人型ロボット―アンドロイドの技術が飛躍的に伸び、
少しずつ社会に浸透している現代。
その知能の研究で大きな功績を収めていた”紬木沙羅”は、新型アンドロイド、”トリノ”を完成させる。
見た目や動きは、人と全く見分けがつかない。
声もぬくもりも、人間そのもののようだ。
それから、このアンドロイドのもう一つ特別な点は―
“七波舜”の亡き妹、”七波白音”の記憶を持っているということ。
「おはよう、トリノ」
「あなたが―私が、世界を変える時が来た」
トリノライン公式サイト:https://www.entergram.co.jp/trinoline/index.html